2017年8月31日木曜日

Instagramで起きた、なりすまし事件の顛末。



8月17日午前、私こと光永知恵と夫・典人と二人で、北九州市若松警察署にサイバー被害に関する相談に行ってきました。

発端は、8月1日に私たちのスタジオNMphotography.にかかってきた一本の電話。

電話の主は、私の友人のご家族。「あなたの名前と生年月日を組み合わせたようなアカウントから、妻のInstagram投稿にとても酷い中傷のコメントが続いている。あなたの仕業ではないのか?」と。もちろん私は身に覚えもないし、大切な友人にそんなことをする訳もなく、即座に否定しました。その時は、まさか本当に私が疑われているとは思わす、確認のための電話なのかな、、と。ちょうど私は6月頭からうつ病になってあまり友達の投稿を見れていなかったので、その間にそんな事が起こっていたのか……というショックとともに、友達がどんなにダメージを受けているか心配になりました。それで「〇〇さん(友達の名前)とてもショックを受けてるでしょうね……」と気遣う気持ちで言うと、「友達に裏切られた……と、それはもうショックで普通の生活に支障が出ています」と、私を疑っているような話ぶり。このように悪意を向けられるとやはり怖くて、声も震えてしまいました。でも、大切な妻を傷付けられて、守りたい一心でこうして電話をかけて来ているのだから、こちらを責めるような口調になってしまっても仕方がないことだと思い、騒ぎ出す心を必死に静めていました。

電話を切ってから、うつの症状もまだ完治していなかったこともあり発作が出てしまい、営業中だったカフェを臨時休業。考えれば考えるほどに怖くて、まず友達が傷付けられたことも怖いし、それを私の仕業だと見せかけて私を犯人に仕立ててまで私に悪意を向けている人物が身近に存在しているのだと思うと、とても怖くて、一体私の何が気に入らなくてそんな行為に及んだのか……涙でグチャグチャになりながら、グルグル思いを巡らせました。そして、ある一つのことに思い当たりました。

ーーそうだ、あの事が人物X(私になりすまして誹謗中傷行為をした人を以後こう表記します)の気に触ったに違いない。人物Xはきっと、誹謗中傷被害に遭ったその友達の大ファンで、私の最近のあの投稿が気に触って、私と友人を疎遠にさせるため?に私を犯人に仕立てる行為に及んだのではないか……と、そう仮説を立てました。仮説は私の中で恐怖とともに膨れ上がり、そうだそうに違いない、と、とにかく不安と恐怖から逃れたい一心で、その事柄に関する私自身のInstagram投稿を、一つ一つ削除していきました。

加えて、別の友人たちからのアドバイスに基づいて、私の方で確認できる【私のなりすましアカウント】をInstagram側に通報しました。また別のアカウントを取ればいたちごっこになるけど、やれる事をやっておこう、と。それから、私自身に悪意を向けている人物Xに対して、「私は逃げも隠れもせず、ここにいる。正々堂々と話しましょう」という旨の投稿をInstagramにUPしました。

すると翌日の朝、また友達のご主人から電話が入って、私の夫が出ました。出来るなら私が自分で話したかったけど、治療通院中の鬱の症状があって一時的に話せない状態だったので、夫が対応したのですが、その電話の内容が以下のとおり:
  - △△に関する投稿を削除したのは何故なのか?
 - 誹謗中傷行為をしたアカウントが消えてるけど、あなたが犯人だから急いで削除したのではないか?
 - (私が人物Xに対して発したつもりの)あの投稿は、こちらを侮辱しているに他ならないから即刻削除するように

とのこと。
私は自分で電話に出ることはできない状況だったけど、出来る限り細かに心境や投稿削除の理由を紙に書いて、アカウントをInstagram側に通報したことも含めて夫に代わりに再度先方に電話をして説明してもらいました。ところが結果は、ほとんどこちらの言い分を聞いてくれず、こういった一連の言動からあなたたちを犯人だと確信しました、今後一切こちらには関わらないでほしい、そしてあなた側の投稿で何かまたこちらを刺激する内容があったなら、また電話するなり店に行くなりして抗議しますから、と一方的に切られてしまったのだそう。

夫も私同様かなりダメージを受けていました。でも、どう逆立ちしても私たちには身に覚えのないこと。地元で長く根を下ろして商売をやっていこうとしている身としては、身に覚えのない濡れ衣を黙って着続けるわけにはいきません。何らかの方法で身の潔白を証明したい。でも誹謗中傷の被害に遭った相手方にはこれ以上連絡をして刺激することはできない。

ダメ元で何人かの友人知人に相談してみたところ、警察官をしている方、親戚がサイバー被害の専門の部署に勤めているという方、法律に詳しい方などからアドバイスをもらいました。それに基づいて行ったのが、冒頭に書いた『福岡県警察のサイバー犯罪対策課』(福岡市内にあります)への電話相談と、若松警察署の窓口への相談でした。

この事件の犯人を探すための捜査に入るには、まず誹謗中傷の被害に遭われた本人からの被害届けが必要であること。そうして捜査をすれば、私はスマートフォンやパソコンなど調べて潔白を証明することができるし、犯人もわりと容易に特定できるのだそうです。

でも、被害者ご本人たちは警察に届けるつもりは無いとのこと。
私にできるのは、警察署に行って事情を話すなど自ら行動を起こすことで身の潔白を示すこと。

私に悪意を抱いている人物Xは、今だこの辺りにいて私に何か危害を加えて来ないとも限らないし、また、同じようななりすましアカウントによる誹謗中傷行為を繰り返すかもしれない。
今後そういった実被害が出たときに、私たちが若松警察署に相談をした記録に基づいて、警察は素早く捜査へと動いてくれるのだそう。
私たちは商売をしてる関係で、居場所も連絡先もすべてオープンになっています。なので、自分たちでもできる限りのセキュリティ対策を始めています。

これを読んでくださった友達の皆さんに一つお願いです。
"chieco2411"や"mitsuna1124"というアカウント、また私の名前(chie_mitsunaga)や誕生日(11月24日)を使ったアカウントがどこかで変なコメントをしているのを見かけたら、すぐに画面キャプチャ(スクリーンショット)をして私にお知らせください。今後何か起きたときの解決に繋がる証拠物件になる可能性があります。

それから、もしSNSなどで誹謗中傷などの被害に遭われた場合は、すぐにスクリーンショットをして保存し、警察に被害届けとともに提出されることをお勧めします。被害者本人が、そういった実被害の証拠を提出すれば、まず犯人は特定できるのだそうです。

長い長い文章になりましたが、誤解が起こらぬよう注意して書いたつもりです。また、今回の実被害者さんのことは個人が特定できぬよう注意を払って記述しています。どうぞ詮索などされませんよう、お願いいたします。
彼女たち家族の平穏を祈っています。

そして、地元密着で商売をさせていただく身として、更に気を引き締めて、誠心誠意日々を過ごしていこうを決意新たにしています。いつも見守ってくださる方々や、今回親身になってアドバイスくださった方々、忙しい時間を割いて親身になって事情を聞いてくださった若松警察署の野田さんには、深く感謝いたします。


★NMphotography. + nicola
open 10:00 - 19:00 (cafeは水.木のみ11:00 - 17:00)
北九州市若松区童子丸2-3-9(JR奥洞海駅前、199号沿い)
Phone 093-980-1823
★chie’s Instagram >> http://www.instagram.com/chie_nicola/
(カフェ営業情報はInstagramにUPしています)

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